医療機関に勤務していて疑問に思ったこと、それは、患者さまの意思に関係なくリハビリ期間が決められる医療制度。
「痛い」といえば痛み止め、電気治療、湿布の処方、果たして患者さまの満足のいく治療が提供されているのでしょうか?
当スタジオは、セラピストが一方的に何かを“施す”のではなく、説明と同意に基づいた運動という共同作業で、身体の変化を目指すことを特徴としています。Physio(理学療法士)は、数ある身体を扱う医療職の中で唯一、動きの中で身体の評価を行い、解剖学、運動学、運動力学などの知識と技術を駆使して身体機能の改善を図る専門職です。身体の機能やパフォーマンスの改善には、専門職による視点と、本人の姿勢や動作に対する意識が伴うことで実現すると考えています。そのためには、身体の問題解決に対する発想の転換の必要があります。
青山Physioでは、10年以上のリハビリテーション専門病院での臨床経験、整形外科クリニック、訪問リハビリテーションなどの経験、専門知識と多くの講習会で学んだ技術に基づいた医学・運動学的アプローチで、人間本来が備え持つ「自己治癒力」を高め、身体機能の問題解決を目指しています。
脳卒中や脊髄の障害など後遺症のある方は、病院では「麻痺があるから仕方がない」と言われ、改善を諦めていませんか? 退院後、慢性期になって歩きにくいなど、以前できていた動作がやりにくいと感じても、解決策がわからないまま不安に過ごされている方の声を耳にします。後遺症があり、腰痛、膝痛などの関節の痛みのある方は、適切な治療を受ける機会もないのが現状です。このような方々の動作、歩行安定化などそれぞれの問題解決に向けたコンディショニングを行います。
日常生活に支障はないけれど何か身体の気になることがある、または予防的な運動を行いたい、スポーツパフォーマンスを改善したい方、ジムで筋トレしかないと思っている方が多いと思います。効率よく身体をコントロールするのは筋力ではなく、協調して動かせる身体と脳との連携です。動きのパターンを把握し、基礎運動からの修正に取り組みます。
経産婦で身体の悩みのある方、女性同士の方がいろいろ相談しやすいことも多いと思います。経産婦の体幹機能安定化や骨盤底筋の促通など、筋肉だけでなく関節のバランスを整えてからアプローチしていきます。
また、ご家族の介護で悩んでいる、もっと楽な介助方法はないのか、なんとなく車椅子の姿勢が悪い、もっと長く座っていられる車椅子はないか?などの相談や、杖や車椅子、クッションなどの福祉用具のデモの手配や、浴室を含む手すりの位置、段差解消方法など住宅改修のコンサルテーションも行います。訪問での対応もしていますので、お気軽にご相談下さい。(訪問の場合は交通費実費頂きます)
痛みは身体からの警告です。
鎮めるのではなく痛みのメカニズムを理解して、自身で痛みをコントロールしながら改善に向けて取り組みます。
マッケンジー法を用いた評価・治療により、自らが主体的に動かして関節運動を整えることから始まります。その点で、他人が一方的に施すマッサージや整体、鍼とは考え方が大きく異なります。従来の治療は対症療法といって、痛みを鎮めるもので痛みを生じさせた身体の機能の根本的な治療ではありません。その結果、痛いから動かしたくないという恐怖回避思考から、不動による代謝の悪化から痛みを感じやすくなるという悪循環に陥ります。
マッケンジー法は、これらの慢性痛の方や、ぎっくり腰などの急性腰痛を改善させる最も早い手技と考えています。ニュージーランドの理学療法士ロビン・マッケンジー氏が体系化した治療法。全5回までに痛みを改善させる運動方向を把握し、日常生活での環境調整も視野に入れた痛みの改善と再発予防を可能とする治療法です。以下の様な症状の方で本気で痛みと向き合い、集中して短期間で根本的な改善に取り組める方が対象です。
毎年受診する健康診断には、何故か筋・骨格系の健康診断は項目にありません。
全人口の60〜80%が生涯に一度は経験する腰痛。これだけ罹患率の高い腰痛を未然に防ぐ手段はないのでしょうか?
最近の研究で、画像上問題のない非特異性腰痛が全体の85%と言われています。つまり腰痛の原因は、形の問題だけでなく、関節の動きの問題、姿勢の問題、日常の生活環境の問題、心理・社会的な問題など、多くの要素が複合しているのです。
これらの問題をマッケンジー法の問診と理学検査に従い、どんな要素が問題であるかを腰痛のリスクを絞り込みます。現在は痛みがなくても、ぎっくり腰の経験のある方、将来悪化する可能性がある方には、予防のための運動と、注意点をお伝えして腰痛の予防にすべきことをお伝えします。慢性腰痛は生活習慣病と考えれば対策による予防は可能と考えます。
*患者さま対応中はお電話がつながらない場合がございます。その際は折返しご連絡させていただきます。ご了承ください。